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クジャクのダンス、誰が見た?ネタバレ含む感想

広瀬すず主演のTBSドラマ

「クジャクのダンス、誰が見た?」

放送回を増すごとに真相に近づいていくミステリーでした。

ドラマデータ

放送期間:2025年1月24日-3月28日

放送局:TBS系列

原作:クジャクのダンス、誰が見た?(KC Kiss) コミック・浅見 理都 (著)

主演:広瀬すず

タイトル「クジャクのダンス、誰が見た?」は、インド哲学の一節で、「たとえ誰も見ていなかったとしても、犯した罪から逃げることはできない」という意味

クジャクのダンス、誰が見た?ネタバレ

第一話

クリスマスイブの夜、山下心麦は父の春生と行きつけのラーメン屋台で過ごしました。

その後、心麦は大学の仲間との飲み会へ。

自宅に帰ると家は放火され、春生は焼死するという事態に。

春生の殺害の容疑者である遠藤友哉は、東賀山事件で死刑判決が出た遠藤力郎の息子。

心麦はラーメン屋の主人・染田から春生の手紙を受け取ります。

その手紙には東賀山事件の冤罪の可能性が記されており、心麦の知らない人々の名前も書かれています。

どちらの事件もクリスマスイブに起きたのは偶然なのか?

まずは弁護士の松風義輝を頼りました。

心麦が放火された自宅を見にいくと、週刊誌の記者だという神井に声をかけられます。

後日、心麦は神井から「春生と似てない、本当の娘じゃないのでは?」と言われます。

第二話

春生の同僚である赤沢は春生の手紙は、脅されて書いたものではないかと疑います。

友哉と春生が口論になっていたとの情報もある。

神井から心麦と叔母の夏美とのDNA鑑定の結果を見せられました。

血縁関係はないとされるもので、心麦は激しく動揺。

神井が言うように、自分が東賀山事件の遺児・林川歌なのだろうかと思うのです。

第三話

松風は神井から友哉と春生が会っていた時の音声データを受け取ります。

春生は「遠藤力郎と林川安成にとんでもないことをした」と言っているのです。

赤沢は阿南検事に春生が残した手紙の存在を報告しました。

阿南はある男にそのことを電話で知らせます。

赤沢は染田に前科があることを調べ、本人を呼び出し聴取します。

なんと染田は春生の手紙を偽造したと供述しました。

第四話

松風は友哉の弁護を引き受けます。

松風が受け取った音声データには動画がありました。

神井はその動画を松風に見せます。

動画の中で春生は神井の力を借りて、遠藤力郎の冤罪を世間に知らせたいと発言。

心麦は染田に会いに行きます。

そこで染田は春生の手紙を偽造したと嘘の供述をしてしまったと告白。

心麦は染田を連れて警察へ、本当のことを言おうと説得します。

しかし染田は電話をすると言ったきり、姿を消してしまいます。

その後、江戸川で男性の死体が見つかりました。

その男性とは染田でした。

第五話

心麦と松風は東賀山事件で遠藤力郎の弁護を務めた三木田辰雄に会いに行きます。

三木田は勉強会で松風を見たことがあり、熱心な姿に惹かれ春生に推薦したといいます。

赤沢は松風がかつての上司である久世の息子であると気づきました。

第六話

阿南に呼び出された心麦は、手紙は春生本人が書いたものだと信じると宣言。

心麦の友人・ありさが春生と会ったときに裁判を弁護していた鳴川とコンタクトを取りました。

鳴川は春生の事件に協力すると言ってくれます。

鳴川に付き添ってもらい、心麦は手紙に名前があった津寺井幸太に会いに行きます。

津寺井は林川家の親戚で林川歌を養子にしており、今はシンガポールに留学中だと写真を見せてきました。

心麦はやっぱり自分は歌じゃないと安心します。

第七話

心麦は鳴川と神井に会いに行きます。

すると神井は心麦の母子手帳の画像を見せてきました。

そこに書かれていた産婦人科の院長と阿波山京一郎と助産師・高畑まのかの名前は、春生の手紙にもありました。

心麦と松風は阿波山の元を訪れます。

阿波山は心麦を見るなり「赤沢さんから聞いた?」と聞いてきます。

その理由を問い詰めると、阿波山は赤沢に頼まれ母子手帳の内容を偽造したと打ち明けます。

赤沢は津寺井に引き取られる予定だった歌を、春生の子として育てるために計画したのです。

歌が心麦として山下家に引き取られた日のビデオ映像を阿波山が見せます。

心麦たちが帰った後、赤沢が阿波山のところに来ました。

心麦に全て話したと聞いた赤沢。

その後、阿波山の自宅は炎に包まれます。

第八話

阿波山と高畑の死に動揺する心麦。

赤沢に一連の事件の繋がりを調べてほしいと頼む。

松風は失踪した父・久世と会う。

久世は赤沢夫妻は一時期別居していたと語る。

心麦が京子に自分が林川歌だったと話すと、京子は必死にそれを口止めします。

口止め料として一億円の入った口座の通帳を渡されました。

そして京子のスマホに廣島育美からの電話が・・・

阿南はある男に阿波山の放火事件に関わっているのか、と問い詰めます。

阿南が「お父さん」と呼ぶその男は、鳴川でした。

第九話

心麦と松風は春生の手紙にあった廣島育美に会いに行く。

廣島は脳梗塞の後遺症で認知症の症状が出ていた。

心麦を見るなり「オカちゃん、歌ちゃんは元気?」と声をかけてくる。

神井は心麦たちに友哉とは幼馴染で、獄中の力郎と手紙のやり取りをしていたと明かす。

その手紙には力郎が東賀山事件の現場で、1階から赤ちゃん(歌)の鳴き声を聞いたと書いてありました。

しかし実際に歌が発見されたのは2階だったので、警察は力郎の証言が嘘だと判断されたのです。

さらに神井は廣島が代表を務めていた会社のパンプレットを見せます。

そこには京子の写真も載っていました。

赤沢夫妻の息子・守から京子の旧姓は「吉岡」と聞き、オカちゃんとは京子のことだと確信。

神井が仕掛けたGPSで赤沢の居場所を突き止めます。

その場所は東賀山事件の現場。

中に入ると血を流す赤沢と包丁を持った京子がいました。

第十話

京子は逮捕されました。

京子は貧しい生い立ちで弟が餓死し、金を稼ぐことに執着していました。

廣島と立ち上げた会社の出資者が林川安成で、京子とは次第に親密な仲に。

京子は林川との子、つまり歌を出産します。

林川は離婚して京子と暮らすと約束していたけれど、妻の里子が家族を惨殺してしまいました。

林川家の面子を守るためだといい、林川は他殺を装う自殺を京子に手伝わせます。

京子は歌を置いて逃げ出しました。

鳴川は染田と阿波山の殺害を認めます。

京子は東賀山事件の真相を明かすと聞き、阻止するため春生を殺したと供述。

クジャクのダンス、誰が見た?感想

少しずつ明らかになっていく真実に目が離せませんでした。

染田の手紙偽装、心麦の出自については二転三転してから真実が判明。

ところどころツッコミどころはあるんですけどね。

まあとにかく京子が恐ろしい人だった。

あんな過去があったのに、春生の葬儀では一緒に悲しんでたし、平然と赤沢の妻として暮らしていたなんて。

東賀山事件は結局、林川家が狂っていただけってのもね。

元凶は京子なんだけどさ。

そしてこのドラマで存在感を出していた鳴川役の間宮啓行!

超ベテラン舞台役者で、これまでほとんど映像作品には出演していません。

ちなみに舞台版「ハリーポッター」にも出演しています。

あまり知られていなかったからこそ、陽気な関西弁と低音の超絶イケボが同一人物のものとバレなかったんですよね。

そして他作品では悪役を上手くこなしている成田凌と磯村勇斗が、実は何も悪くない青年だったというのも良かった。

あ、友哉はグレて悪さしてたっけ。

達者な役者揃いで見応えがあったドラマです。

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