ホットスポットネタバレ
第1話未知と日常
ホテルで働くシングルマザーの清美。
ある日、帰り道で車に轢かれそうになるが、なぜか間一髪で助かりました。
どうやら同僚の高橋が助けてくれたようです。
でも道路から離れたところに、一瞬で移動したことが清美には信じられなかったのです。
翌日、高橋にお礼を言うとともに、詳しく聞いてみます。
なんと高橋は宇宙人で、人並外れた力を発揮することができるというのです。
それも信じられなかった清美は、友人のみなぷーとハッチに話してみます。
清美は高橋を説得し、2人にも10円玉を曲げるところを見せてあげました。
高橋が夜勤の時にレイクホテルの風呂に入っている理由は、宇宙人の体力を回復する成分があるからでした。
第2話しょうもないお願い
高橋の能力を知った清美は、部屋から無くなったというテレビの在処を探してもらうことにしました。
高橋は嗅覚を高めてテレビの匂いを辿っていくと、従業員の中本の車でテレビが見つかります。
中本はクビになりたくないので、清美に口止めを頼みました。
でも清美は中本が「シングルマザーだから」と嘘の理由を言ったことが許せず、あっさりと支配人に報告。
そしてハッチは勤務先の小学校の体育館の天井に挟まったボールを取って欲しい、と高橋に頼みます。
夜の学校に忍び込み、作戦を決行しました。
高橋がボール取りをやっている間、清美たちは校庭で不審な若者たちを見かけます。
最近問題になっていたミステリーサークルを描くイタズラをやっていた連中でした。
止めさせようとすると、高橋が能力を使い犯人たちの動きを制御。
ハッチのお願いだけでなく、イタズラの犯人も警察に突き出すことができたのです。
第三話生き返る
清美、みなぷー、ハッチ、高橋が集まりランチを食べました。
そこにあやにゃんが合流。
帰り際にあやにゃんの車が側溝にハマってしまいました。
あやにゃんにバレないよう、高橋が能力を使い車を持ち上げて助けます。
すると今度は、「SOS」表示を出しているタクシーを発見。
高橋は能力で超高速移動し、タクシーを追います。
結局、運転手のミスだったと判明し何事もなかったわけです。
疲れ切った高橋は、どうしても風呂に入らなくてはなりません。
夜勤の清美が周りにバレないように、高橋が風呂に入れるよう動きます。
しかしそこで予想外の展開。
高橋が風呂に入っているのに、支配人が後から入ってきてしまいました。
天井に身を隠したものの、着ていた服を風呂の中に落としびしょ濡れに。
濡れたまま着るしかなかった高橋は、震えながら帰ろうとします。
支配人がその高橋に気付き、すんなり風呂を勧めて服を乾かし、無事回復できたのです。
第四話自力
清美と高橋が夜勤の時、1人の男性客の部屋に電球を取り替えに行きます。
無断で女性を連れ込んでいたので、2人分の支払いを要求しました。
その後、レイクホテル内の給湯器が故障。
お湯が出ないとの事態に、清美と高橋は大慌て。
先ほどの男性客は仕返しと言わんばかりにクレーム、さらに宿泊代を返せとまで言います。
悔しくなった清美は、給湯器の説明書を見て試行錯誤。
汚れを取り除いたことでお湯が出るようになり、清美は「勝った」と満足しました。
翌朝、受験のために宿泊していた上村が試験会場へ行きました。
そこで受験票を忘れていることに従業員が気付きます。
高橋が超高速移動で追いかけました。
途中でコンビニ強盗に出くわし、それも助けます。
上村の受験票も届けることができました。
コンビニ強盗の乗っていた自転車はあやにゃんのもので、高橋がカラーボールのインクを消すため塗り直してあげました。
第5話個人的ニュース
「月曜から夜ふかし」のスタッフ・岸本が富士浅田に来ます。
地元民の聞き込みから、人並外れた能力を持つ人物の情報を掴みました。
一方、休憩室で曲げられた10円玉を見つけた由美は、宇宙人の小野寺がやったと決めつけます。
清美は本当のことが言えず、適当に流すしかありません。
ホテルにも岸本が来て、由美にインタビューをします。
すると由美は10円玉を見せ、小野寺は宇宙人だと話し出しました。
清美は全く関係ない小野寺を巻き込んではいけない、と高橋を説得。
高橋は支配人と由美に宇宙人であることを明かしました。
第6話寒い夜の出来事
清美、ハッチ、みなぷー、あやにゃんで、同級生ののんちゃんが営むスナックへ行くことになりました。
車の中でついうっかり、高橋が宇宙人だと話題にしてしまいます。
あやにゃんは詳しく聞きたがったので、観念した清美たちは高橋のことを話します。
のんちゃんのスナックには、クビになった中本が常連客として来ていました。
清美は気まずく思っていたのですが、中本は全く気にせず。
スナックで働いていたみずきは、なんと由美の大親友。
意外な繋がりに清美は驚きます。
レイクホテルの宿泊客が酔い潰れて店で眠っていました。
大柄の男性なのでみんなで力を合わせ、タクシーに乗せます。
清美は夜勤の高橋に連絡をしました。
運転手の目を盗んで、高橋は能力を使いその客を部屋へ連れて行きました。
第7話富士山の日
2月23日は富士山の日。
岸本は小野寺の取材を諦めきれず、また富士浅田に来ていました。
タクシーの運転手が信じられないほどの力を持つ男がいたと話します。
ドライブレコーダーに映った高橋を見た岸本は、高速移動したと言われていた男ではないかと気付きます。
由美とみずきが岸本の取材を受けます。
レコーダーの映像を見ても、由美は上手く誤魔化しました。
岸本は高橋に直接取材を申し込みます。
ひたすら拒否する高橋ですが、岸本が車に轢かれそうになると咄嗟に助けました。
大袈裟なことを言って岸本を脅し、それ以上関わらないよう止めます。
すごいネタを掴んだと岸本は上司に伝えるも、レコーダーの映像は消えていました。
ホテル周辺の写真を取っていた村上に、清美が声をかけます。
長期宿泊していた村上ですが、そろそろ戻らないとならないと言いました。
レイクホテルがもうすぐなくなる、とうっかり口を滑らせました。
清美はどうしても知りたいと頼み、村上から話を聞き出します。
なんと村上は未来から来たと告白し、50年後の富士浅田を知っていたのです。
第8話未来人と宇宙
村上はトンネルを抜けると、すでにないはずのコンビニを見つけました。
売っていた雑誌を見て、50年前に来てしまったとわかり怖くなって帰ります。
色々と気になり再び、トンネルを抜け50年前のレイクホテルを楽しんでいました。
村上は若い頃の家族の姿が見たかったと言います。
家族で宿泊しにきた上村一家は、村上の若い頃の家族でした。
同じ名前では怪しまれると思い、名前の文字を入れ替えて「村上」と名乗っていたのです。
後日、支配人からレイクホテル売却の話が発表されます。
村上の言っていたことは本当だと確信した清美。
温泉がなくなって困るのは高橋なので、清美はみなぷー、ハッチとともにどうしたらいいか考えることに。
高橋は宇宙人の父、地球人の母と暮らしていたと言います。
レイクホテルになる前の温泉に入って、体を癒していたのです。
ですが、温泉が突然閉鎖され父と祖父は体調を崩したまま死亡。
清美を助けたのは、母の事故が理由だと話します。
店の中で由美とみずきに偶然会いました。
岸本の取材の話になり、レコーダーの映像はみずきが消しておいたから大丈夫と由美は言います。
みずきは超能力者だと明かします。
第9話特別
ホテル売却を阻止できないかと考える一同。
あやにゃんの夫が市役所職員なので、何か知っているのでは?と思い話を聞くことにします。
のんちゃんの店を借りて、あやにゃんの夫に詳細を聞きました。
新市長の梅本はどうやら賄賂を受け取り、不正を働いていると噂されているのです。
破格の値段でレイクホテルを買い取る契約をしていると見られます。
梅本とオーナーの不正を暴こうと、弁護士である同級生のミノケンに相談。
合意書を見つければ阻止できるかもしれないと聞き、オーナーの自宅に高橋が忍び込むことになりました。
みずきがセキュリティを解除し、高橋が侵入。
その後、セキュリティ会社とオーナーも来てしまい絶体絶命のピンチを迎えます。
第10話この町を
オーナーの目から逃げ、バレずに済んだ高橋。
でも合意書を見つけることはできません。
ならば、賄賂受け渡しの現場を抑えようと考えます。
高橋はオーナーが電話をしていた相手は、梅本に違いないと能力を活かして思い出します。
夜のガソリンスタンドで2人が会うと確信し、清美たちはその場所へ集まります。
みずきと由美も偶然会ったので、車の電気系統を止めてオーナーと梅本を中に閉じ込めました。
しかし運転席のドアは開けられるので、逃げられまいと高橋はガムテープで車ごとぐるぐる巻きに。
警察を呼びオーナーと梅本は逮捕、不正も暴かれることとなります。
これまでのことを清美は娘の若葉に話しました。
すると若葉は高橋を「静岡のおじいちゃんと同じ」と言います。
つまり元夫は宇宙人のクォーターで、若葉もその血を引いていたと判明。
村上が心配していた富士浅田の環境破壊は免れ、ホッとしてた清美たち。
そこへ古田と名乗る男が現れ、自分はタイムリーパーと言います。
すでに清美たちが解決したことを知ると、あっさり立ち去って行きました。
そして30年後・・・
70歳を迎えた清美たちがレイクホテルに宿泊。
今と姿の変わらない高橋が、相変わらず清美たちを助けてあげることになっていました。
ホットスポット感想
バカリズム脚本が最高すぎた!
同じ放送枠で2024年にやっていた「ブラッシュアップライフ」を彷彿とさせる展開。
そちらに出演していたキャストもしっかり登場していますね。
何気ない会話に出てきたことが、終盤にしっかり回収してくるところ。
こういうの上手すぎます。
このストーリーは富士山周辺に宇宙人がいたという都市伝説が元になっているそう。
ドラマ内では宇宙人は能力を高めることができるというものでした。
頭脳を使うとハゲる副作用は、絶妙な薄毛の角田晃広のビジュアルにピッタリ。
宇宙人であることをどんどん広めてしまう清美たち。
「特別ね」がだんだん特別じゃなくなっていくのが面白い。
山田真歩が演じる村田直美は全く紹介シーンがないままだったので、何者なんだ?と視聴者も高橋と同じ気持ちになりました。
結果、なんてことはない。
普通に清美たちの友達だっただけ。
清美たちをはじめ、高橋が宇宙人だということにさほど驚かなくなる流れ。
そこへ終盤のあやにゃん夫とミノケンが、「えぇ!?」と驚きまくる展開。
そっちのリアクションが普通だよなあ、と思うのです。
いやーほんとに面白かった。
バカリズムにはどんどん脚本を書いてもらいたい!